デトネーション。

2019年6月22日

先週、調子を崩してしまった【ベスパ50S改】の修理調整です。

ベスパは3速高回転域に入るとエンジンが咳き込む様に回転が上がらなくなり、
プラグを確認すると【真っ黒】状態になっていました。

ポイントや点火時期には問題無かったのですが、
フライホイール側のオイルシールからオイル漏れをしていたので、
取り合えず新品のシールと【熱価のひとつ低いプラグ】に交換します。
更にキャブレターのセッティングが【濃い】と判断した私は、
メインジェットを♯80からひとつ小さい【♯78】に交換して試走してみました。
(本当はひとつひとつ順番に試すのが良いのですが、面倒臭くて…。笑)

走らせてみるとエンジン回転が高速域に入ってももたつく事も無く、【絶好調】です。

「こりゃあ、いいぞ!」調子に乗って、さっそく全開最高速チャレンジです。
65km/h、70km/h、75km/h…。(!?)
「えっ?」(75ccにボアアップしたベスパの最高速は70km/hのはずです。)
「オレって痩せた!?」…そんな事はありえません。(涙)
嫌な予感がした直後、ググッとトルクダウンです。

「やべっ!デトだ!!」
すぐクラッチを切ってエンジン回転を落とします。
(プラグを確認すると真っ白でしたが、ピストンは大丈夫でした。焼き付いていません。)

どうやらデトネーション(異常燃焼)しています。(レース車両以外でこんな経験は初めてです。)
原因としては点火時期が早かったり、2次エアーを吸っていたり、
カーボンやチャンバー等の不具合も考えられますが、これらは全て走らせる前に確認済みです。

今回はどう考えても王道の【キャブセッティング薄過ぎ】が原因です。

「じゃあ、この間のエンジン咳き込みは何だったんだ!?」
再度キャブレターを分解チェックした後、メインジェットを【♯80】に戻します。
プラグも元の物に戻して試走してみると、「ブゴゴゴゴ」エンジンが咳き込みます。

「え~~~!」修理前と同じ症状です。
「これって…。」ストックしてある新品で同じ熱価のプラグと交換してみました。

きれいにエンジンは回転し、絶好調です。

結局、原因は【プラグの故障】でした。
普通だったら「最初の一手」としてプラグ交換をするのですが、
いろんな意味で【頭でっかち】になっているフクタロウは「まさかプラグが…。」なんて事でした。

【初心忘するべからず】です。(反省!)

5mm系メインジェット(♯78)  宇賀神商会  240円