ノーブランドオイル。

2019年6月22日

2ストエンジンは構造上、4ストエンジンの様にエンジン内にオイルを溜めれません。
その為、激しく摩擦するクランクやシリンダー内を焼き付かせない様に、
ガゾリンにオイルを混ぜてエンジン内に油膜を作って保護してやらなければいけません。

それが【2ストローク用エンジンオイル】です。

2ストオイルの一番の仕事はエンジンを焼き付かせない事ですが、
オイルがガソリンと一緒に燃焼する事からどうしても白煙を伴った排気ガスが出てしまいます。
70年代のアメリカでは2ストエンジンから排出される【ハイドロカーボン粒子】が、
森林火災の原因となるという理由で2ストの排ガス規制が始まったと言います。
そこでオートバイメーカーやオイルメーカーはそれに対応する為に、
排気をクリーンなままエンジン性能を上げる2ストのエンジン開発が始まりました。
(しかし時代の流れに逆らえず、現在2ストオートバイは絶滅してしまいました。…涙)

新車が無くなったとは言え、まだまだ2スト好きなライダーは現存しています。
それが証拠に市場には数多くの2ストオイルが売られているので、
今回のブログでは少し2ストオイルの事を考えてみます。

2ストオイルを選ぶ時、あなたは何を基準に購入しますか?

私をはじめ(失礼!)、「有名メーカーの高い製品なら焼き付かないだろう。」と、
安易にちょっと高目のオイルを購入する人が多い様に思えます。
でも経験上、オイルの値段によってエンジンが焼き付いたって話は聞いた事がありません。
(ホームセンターの激安298円/Lは別ですよ。←試した人いませんから…。)

エンジンが焼き付く原因は、ほぼ100%【キャブレターのセッティングミス】です。

レース時などでは出力を少しでも上げようとキャブセッティングを薄くしたり、
オイルの比率を少なくしたりとあれこれトライする事もあったのですが、
そういう特殊な状況で下手をするとちょっとしたオーバーレブで焼き付いちゃたりしました。
(そう考えると、薄くしても焼き付かない2ストオイルが高性能なのかも…。笑)
でも街乗りやオイルポンプ付きのプロダクションレースでは、
普通の【ヤマハオートルーブスーパー】を長い間使用し、一度も焼き付いた事はありません。

じゃあどうして有名メーカーの高いオイルを買うのかと考えると、
やはりその【ブランド力】に安心するからではないでしょうか。
まあ私の場合はあのカストロールの香りに憧れ、いまだにカストロールを使い続けていますが…。
(今のカストロールでは2TSの香りが一番好きです。…笑)

でもカストロールってメーカーは随分前に【BP】に吸収されてるし、
純正メーカーで良いと言われているオイルでもOEMで他社(石油会社)で作られています。
結局、同じ製品であってもブランドが付くと高価となってしまうみたいです。

そこで保守的で今までほとんどオイルメーカーを変えた事の無いフクタロウですが、
思い切ってOEM先の【ノーブランドオイル】を試してみる決心をしました。

それが【SUMIX 2サイクル専用エンジンオイル】です。

このオイルは随分前から「知る人ぞ知る」といった【隠れた名オイル】らしいのですが、
私の住んでいる愛知県では販売していません。
関東圏にあるホームセンター【ジョイフル本田】と、
神奈川県と静岡県東部にある【ハンディホームセンター】でのみ販売しているのです。

そこで今週は関東圏出張だったので、さっそく寄って購入してみました。
以前見た時とは缶のパッケージが変わり、値段も4L缶で倍近く値上がっていました。

現在ジレラクロノには
【カストロールPOWER1 Racing 2T】(1,300円/0.5L)の高価なオイルが入っていますが、
今度峠を走る時は「ビックリする程安いスミックスオイル」に入れ替えて試乗してみます。

SUMIX 2サイクル専用エンジンオイル ジョイフル本田宇都宮店 575円/1L