2ストオイルの添加剤。

2021年10月12日

こんばんは、フクタロウです。
今回は【2ストオイル用添加剤】について書いてみます。

「いきなり何故?」と思われるかもしれませんが、
先回の「安価な2ストオイル選び方。」が意外と好評だったので、
【二匹目のドジョウ】を狙おうとセコ手に走ったのです。(笑)
安価な2ストオイル選び方。

オイルやガソリンに混ぜて使う添加剤は、昔からたくさん販売されていました。
今回のブログ作成にあたり、昔存在した商品を調べたのですが、
ネットや古い友人に聞いても、どうしても商品名が出て来ません。

元々添加剤に関しては、周りも含めて懐疑的だったので興味が無かったのです。
(私も自分のオートバイに入れた記憶が無いのです。)

そこで今ある2ストオイル用添加剤を検証してみました。

① スーパーゾイル 2サイクル用

熱烈な信者が多く、「これは性能アップに繋がるのでは?」と思わせる商品。
金属間の磨耗熱に反応して金属表面に化合物を作り、
フリクションロス(摩擦抵抗)を軽減させる。

開発理由として、
「絶滅危惧種の2ストエンジンを少しでも延命させたい!」
と崇高な理念の元に作られた添加剤です。(泣けます。ありがとう!)
ユーザーの評価も高く、入れるとアイドリング回転が上がったり、
エンジンのフケが良くなった等の証言が多数出ています。

金属を溶かしてしまう塩素系や有機溶剤系成分は入っていないとあるが、
詳しい成分表示はされていません。(金属表面再生剤と表記してある。)

現在販売されている添加剤では一番評価が高い。

② LIQUI MOLY(リキモリ)モーターバイク2T

オイルと混ざっても沈殿しない二硫化モリブデン使用。(特許)
MoS2テクノロジーでエンジンの磨耗低減と焼付き防止に効果がある。

二硫化モリブデンは金属表面にパウダー状超微粒子の皮膜を作り、
ベアリング効果で金属間摩擦を軽減させる。

二硫化モリブデンには欠点もあるが、
リキモリはドイツの頭脳で克服させてあるのかもしれない。

③ 走っ添加

私好みのネーミングだが、成分内容はポリブデン60%、灯油(希釈剤)25%、
添加剤5%、ベースオイル10%と表記。

半分以上が消炎剤(白煙減少)のポリブデンなので、高回転は多用出来ない。
(詳しくはコチラを→ <安価な2ストオイル選び方。
添加剤の成分説明に「添加剤5%」とは、禅問答みたいで笑える。

以上がネットで検索出来た2スト用添加剤です。
調べていて解ったのですが、オイル用添加剤は大まかに3種類あります。
(4スト用も含む。)

① 金属表面を改質させる添加剤

肌荒れした金属表面に反応して、表面を滑らかにする。
塩素系や有機溶剤を使う。燃えると人体に悪影響な物質が出るのが欠点。

② 超微粒子で摩擦抵抗を減らす添加剤

二硫化モリブデン(固体)に代表される超微粒子剤。
低コストで昔から長く作られているので信頼性が高い。

4ストのエンジンオイルに添加した場合、
最終的にフィルターに詰まってヘドロ状の物質を溜めてしまう欠点がある。
また湿式クラッチを採用しているオートバイでは、
クラッチの滑りを起こす事があり不向きと言われる。

③ コーティング系添加剤

金属表面に有機モリブデン(液体)の皮膜を作る。
とても高い磨耗軽減効果があるが、これも4ストエンジンオイルに入れると、
湿式クラッチが滑るらしく、JASO規格からの認可がされていないそうです。

昔からある「マイクロロン」がこれに入るのかは解らないが、
金属表面の凹凸にテフロン樹脂が入り込み、
薄い膜で保護して摩擦も減らす添加剤と言われています。

クリアランスの大きい空冷エンジンには有効であると助言され、
以前四輪車で使った事がありますが、効果の程は解りませんでした。
テフロンが剥がれると、オイルラインを詰まらせる不具合があるそうです。

<結論>
2ストオイルには最初から添加剤が何種類も入っています。
闇雲に市販の添加剤を追加すると、
添加剤同士でエンジンに悪影響を与える可能性があると、
オイルメーカーがネット上で注意していました。
添加剤は無理に入れない方が良いのかもしれません。

とは言え、オイル選びはオートバイ乗りの楽しみです。
添加剤との相性を調べるのも、またひとつの楽しみかもしれませんね。