ピアジオブラボー、試走で焼き付き。

こんにちは、
来年(2024年)のSSTR(ンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)に向け、
地道に着々と倹約しながらオートバイ造りをしているフクタロウです。

旅のお供として考えているのは、イタリアのモペット「ピアジオブラボー」です。
(元々の性能が低い為、国産50ccスクーター並みになる様、手を加えています。)

ゴールの千里浜ドライブウエイまでの距離、愛知県蒲郡海岸から約310km
この工程を平均速度45km/h(休憩も含めて10時間)で、
故障せずに走り抜けるモペットを目指します。

そこで今回最初のメンテナンスは、フロントフォークのオイル交換です。

恥ずかしながらつい最近まで、
ブラボーのフロントフォークにオイルが入っている事を知りませんでした。
(国産スクーターでよくある、
スプリングにグリス塗りたくり仕様だと思っていたのです。)

ネット等でオイル量を調べてみたのですが、全くヒットしません。

「まあ出た量だけ入れればいいでしょう。」
とドレンボルトを外してみたのですが、1ccも出て来ません。

フロントがポヨンポヨンするはずです。

そこでフロントフォークのドレンボルトまでの距離490mmに対し、
思いっ切りストロークさせた距離が70mmだったので、
圧縮量を50mmと勝手に考え計算します。

フォークの内径が24mmとし、490-70-50=370mm。
1.2cm×1.2cm×3.14×37.0cm=167.3ccとなります。

160cc入れれば大丈夫なのですが、
車庫には正立用フォークオイルの在庫が無かったので、
小心者のフクタロウはとりあえず倒立用を50ccだけ入れてみました
(ちょっとは良くなった様な気がしますが、あまり変わっていませんね。)

後日、正立用を入れ直します。

さて肝心のエンジンのセッティングですが、先回平地60km/hが出ませんでした。
このセッティングは5年前に出したものですが、悪くは無いはずです。

ただプラグを見てみると結構やけ気味です

そこでメインジェットを54から56に大きくしてみました。

この作業はエアクリーナーを外してからキャブレターを取り外すのですが、
この時ある異変に全く気付かず、キャブレターを戻してしまいました。

再度試走です。

スロージェットの付いていないキャブレターなので、
低速域についてははっきりしません。

問題は高速域です。
平地60km/h弱、下り坂は65km/hを越えました。

「よし!」と思った瞬間、エンジンストップです。

焼き付きました。

クラッチの無いオートバイなのですぐ減速し、30分押しての帰宅です。
とりあえずシリンダーとピストンを見てみます。

原因は古くなったエアフィルターが朽ちて無くなり、

セッティングが薄くなって焼き付いたみたいです。
(キャブレター内とクランク内にカスが入り、全バラして掃除です。)

画像では結構逝ってますが、エンジンが掛かるまで直せました。
(夜な夜なシコシコしたんです。)

問題は高回転域まで回して焼き付かないかです。
予備の50ccエンジンは2基ありますが、63ccシリンダーはこれだけなんです。

今週末、高回転域まで回さずに、ご近所を長時間試走してみます。
(もう押して帰るのは嫌だな~。)

ブラボー

Posted by フクタロウ