ジレラクロノ、ミッションオイル交換。
こんにちは、フクタロウです。
今回の整備は「ジレラクロノ、ミッションオイル交換」です。
先週、クロノのソレノイド過熱防止対策でテスト走行をした時、
ジレラクロノ、ソレノイド過熱対策テスト走行。
15分程走行するとミッションからのギヤ音が大きくなりました。
4ストエンジンに比べて、2ストではミッションオイルは頻繁に交換しませんが、
テスト走行前にオイルレベルを確認した所、かなりオイルが不足していました。
いつもならヤマハ製ギヤオイルか、
10W/30の4スト用エンジンオイルを補充していますが、（ベスパ50Sと兼用）
その時はどちらのオイルも在庫切れです。
「まあミッションオイルなんて何でも同じでしょう。」
と嫁の愛車スズキソリオ用のエンジンオイル（0W/20）を200㏄程継ぎ足しました。
（ソリオは4L缶でオイルフィルターも交換すると、500cc余るのです。）
「使い道も無いし、今後はミッションオイルの継ぎ足し用で使うか。」
そんな安易な考えで、低燃費車用のサラサラオイルを、
全開走行オンリーの2スト125cc高回転エンジンに継ぎ足してしまったのです。
そして先日のテスト走行の時、
「これって何の音？」って程のギヤ鳴りで怖くなり、低速走行で帰宅しました。
（ミッションオイルの粘度って重要なんですね。…反省！）
それでは今回の本題、ミッションオイルの交換をして行きます。
出張中、ホームセンターでトイレを借りる時にオイルを購入しました。
以前なら普通にヤマハ製ギヤオイルを売っていましたが、
最近では2スト用ギヤオイルはほとんど見る事がありません。
そこで4スト用のエンジンオイルを購入します。
クロノの整備書では「15W/40」が指定されていますが、同じオイルはありません。
（やっぱり少し硬めのオイルなんですね。）
カストロールの10W/30が1,000円弱で特売されていましたが、4Lあっても困るし、
次のオイル交換ではヤマハ製ギヤオイルを入れたいので他を探します。
するとバルボリン製で「10W/40」が1リットル700円弱で出ていました。
「これだ！」 安物好きフクタロウの物欲に火が点きます。（笑）
初めて使う銘柄ですが、有名なメーカーなので安心だろうし、
オイルは規格品なのでどれを使ってもほぼ大丈夫なはずです。
という事で、昨日オイル交換をしました。
クロノのドレンボルトはチャンバーのちょうど上側にあるので、
チャンバーを外した方がオイル交換が楽でオイル処理も簡単です。
ただミッションオイルを温めてやりたいので、先にエンジンを少し掛けます。
アイドリング状態でエンジンをなんとなく眺めていると、
エンジンとチャンバーの継ぎ目から少し白煙が出ていました。
「なんで？」
ここには排気漏れ防止用として、
ピストンリングみたいなガスケットが二重に入っているので、
液体パッキンを塗らなくても排気漏れはほとんど無いはずです。
エンジンを切って排気口接続部を見てみます。
すると二重になっているリング状ガスケットのひとつが歪んではまっていました。
どうやら先回チャンバーを取り付けた際、リングを引っ掛けたみたいです。（涙）
この部品はもう絶対入手不可なので、補修するしかありません。
プライヤーとハンマー、万力を使って何とか直します。
しかしリングの動きが悪くなってしまったので、
排気漏れがある様だったら、液体ガスケットを塗って対応するしかありませんね。
さあ本題のミッションオイル交換です。
「……。」 馬鹿です。折角外したチャンバー取り付けてしまいました。（涙）
「もういい！このままオイル抜く！」
自分のせいなので誰かに当たる事も出来ないし、
もう一度チャンバーを外し、上手くはまったリングを変形させるのも嫌です。
昔ながらのダンボール養生でオイルを抜きます。
ドレンボルトは規定トルク弱で締めてあるので簡単に緩みますが、
オイル漏れ防止のワッシャーを見て、私は再度落ち込みました。
M10かM12のどちらかで大丈夫だと購入しておいたワッシャーでしたが、
なんとまさかの「M8」でした。
（在庫の銅ワッシャーセットを紛失し、わざわざは単品で購入して来たのです。）
仕方ないので耐水ペーパーにオイルを塗って、
使用済みワッシャーをきれいに加工し再利用します。
（規定トルク内で締めてあれば、裏表逆で再利用可との噂も聞きます。）
ドレンボルトも締めたので、バルボリン製オイルを入れて行きます。
「……。」 馬鹿です。1Lでは足りませんでした。（涙）
そう言えばいつも1缶とちょっと入れていた記憶が…。
（頻繁にオイル交換しないのが原因ですね。…反省！）
もう1缶バルボリン買って来ます。
（こんな事なら最初からカストロール10W/30の4L缶買えば良かった。…涙）