ジレラクロノ、ソレノイドと制御用モジュールの過熱防止対策。
こんにちは、フクタロウです。
しばらく体調不良でブログお休みしていましたが、
少しづつ作業に復帰して行きます。(よかったらご訪問下さい。)
さて今回の作業ですが、
ジレラクロノ、ソレノイドと制御用モジュールの過熱防止対策を試してみます。
クロノの2ストエンジンには、
排気タイミングを可変させる「排気デバイス」が付いています。
ただこのシステムには致命的な欠陥があり、
排気タイミングを指示する「排気口コントロールユニット」は、
使い続けていると内部基盤が熱で破損してしまうのです。
私も今までに3個パンクさせ、その都度中古部品を購入しましたが、
製造中止から20年を過ぎた辺りからヤフオクでも部品を見つける事が出来なくなり、
色々と調べて代用可能な電子部品と交換しました。
それが「チェンジマンRPM」です。
チェンジマンRPMは指定のエンジン回転数で電源のオンオフが可能で、
とても優れた部品でしたが、ソレノイドへ送る電圧までは制御出来ません。
その結果、高回転域での過電圧がソレノイドを過熱させてしまい、
ソレノイドとその周辺の部品を破損させてしまったのです。
そこで新たな熱対策としてソレノイドへの電圧を制御させる為に、
「DCモーターガバナー」というモジュールを追加しました。
(ダイヤル式で電圧量を加減出来るのです。)
このモジュールのお陰でソレノイドを過熱させる事無く、
排気デバイスを可変出来たのですが、
今回は更に電子電気部品への熱負担を減らそうと加工をして行きます。
<対策① ソレノイドの鉄心を底付きさせる。>
以前、私のブログを読んで頂いた元整備士さんから、
「通電の際にソレノイド中央にあるプランジャー(鉄心)が浮いた状態では、
異常過熱で本体や配線等の焼き付きが頻繁に起きてしまうよ。」
とのコメントを頂きました。
整備書では0.5mm浮かせて底付させないセッティングを推奨していますが、
ここは信頼出来る日本人整備士の意見を尊重してみます。
(イタリア人整備士が「信用ならん!」とは言ってませんよ。たぶん…笑)
0.5mmから
0mmにします。(上手く撮れてませんが、底付きしてます。)
<対策② DCモーターガバナーにラムエアシステム装着。>
追加させたDCモーターガバナーには放熱板がいくつも付いています。
恐らくこの部品も高電圧によって過熱するはずなので、
少しでもモジュールを冷やす為に小型ファンを取り付けました。
そして今回更に冷却効率を広げようと、
空冷エンジンのポルシェや、スズキGT380のラムエアシステムを参考に、
プラ板で囲って空気の通り道を作ってみまたのです。
(効果の程は分かりませんが…、笑)
更に外からもモジュール付近の温度が解る様にと、温度計も追加しました。
さあ試走です。
…と言いたいところですが、まだ試走出来る程体調は戻っていません。
結果報告はしばらくお待ち下さい。
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