ベスピーノ、レストア開始。

2019年6月23日

今日、日曜日は【ベスパ レストア】三昧の一日でした。

まずは埃まみれ&油まみれになっている車体&下回りの洗車です。
イタリア製バイクをレストアするにあたって常に付きまとう問題が【車体の錆】です。
特にベスパは骨組みを持たない【モノコックボディ】なので、錆は車体剛性に強く影響しそうです。
ところがさすが車庫保管車両だけあって、ほとんど錆びていませんでした。(珍)
一度左側に転倒しているので、その擦れキズ部分が錆びている程度でした。(ラッキー!)

次はお約束の【ガソリンタンク】内部の確認です。
残念ながらガソリンが入ったままで何年もほっておかれた為、底の部分はかなり茶色くなっています。
当然、ガソリン切り替えコックも詰まっているみたいです。
しかし困ったことに切り替えコックはタンクの口から特殊工具を使わないと外せません。

「どうしよ~?」…取り合えず【サンポール】してみる事にしました。
まったくタンク内は変化無しです…?
ナント木の棒で擦ってみると、それは錆ではなくて2ストオイルの残骸でした。
パーツクリーナーを大量にタンク内に入れて時間を置くと、多少は溶けるみたいです。
(ガソリンタンクの問題は後で考える事にします。)

今度はキャブレターの分解掃除です。
ピアジオ車らしく【デロルト製】です。でもブラボーより立派なタイプなのでスロージェット付きです。(笑)

内部も外側もかなりキレイでしたが、ジェット類はやはりオイルカスで詰まっていました。
ワイヤー関係も結構キレイなので、一体どの位走った車両なのかメーターを見て驚きました。
何と1700kmしか走っていません。(そりゃーキレイなはずだ!…驚)

取り合えずエンジンを掛けてみたかったので、キャブに直接ガソリンを流し込んで…。
「キック!キック!キック!キック!」……「ブロロロローー。」
キック4発で始動しました。(喜)

そしてクラッチを握ってシフトをチェンジすると…かたい!
アクセルを回してみると…重い!
それでもすんなり発進しました。そして止まろうとフロントブレーキを握ると…効かない!

まだまだ一般道を走るにはやる事がいっぱいありそうです。

パーツクリーナー  茨城県  178円

ベスパ

Posted by フクタロウ