ジレラクロノ、100均プラリペアでリヤフェンダー再生。

こんばんは、フクタロウです。
今回のブログは、100均プラリペアでカウル再生をして行きます。

100円ショップ「ワッツ」で購入した、
【スカルプチュア3Dアートのパウダーとリキッド】を使って、
割れて無くなってしまった【ジレラクロノのリヤフェンダー】を復元したいと思います。

さすがイタリア製らしく、クロノにはいくつかの構造的欠点があります。
その中のひとつに、かかとを当てるステー(?)がステップ後方に無いって事です。

ライダーによって人それぞれ色々な乗り方があると思いますが、
コーナリング中にかかと内側を車体に押し付けて乗る人は結構多いかと思います。
(ランディーマモラは違うかもしれませんが…。)

左旋回の場合、
右側ステップに加重を掛けると同時に、右かかと内側でフレームを押さえ込みます。
そうする事によって、旋回中の車体を安定させるのです。(私の場合だけ?)

しかしクロノのステップにはかかとを当てる所(板)が無いんです。

最初、私は知らずに乗ってしまい、
かかとでリヤフェンダーを力いっぱい押して割ってしまったのです。(23年前です。)

そこで仕方なく、アルミ板を加工した【かかとステー】を自作したのですが、
割れてしまったリヤフェンダーは、ボルト留め出来る様に応急処置しただけで現在に至ります。
(走りにあまり影響の無い部分だからという事よりも、部品が無くて直せませんでした。)

そこで先回使用した「100均プラリペア」の接着性能が良かったので、
「ひょっとしたら無くなってしまった部品も再生出来るのでは?」と挑戦してみました。

まず最初は注射器の改造をします。

プラリペアの基本補修方法には「ニードル法」と「ふりかけ法」の二種類があります。
(詳しくはこちらを。100均プラリペアでカウル補修。 )
どちらも注射器を使って作業をするのですが、
その為には針先から少し離れた所に穴のある注射針が必要となります。
(先回はそれが解らず、ニードル法が出来なかったのです。)

セコいフクタロウは専用注射器を購入するのではなく、
100均注射針にリューターで穴を開けてみました。

最初はヒビの入った部分の補修をしてみました。(成功です!)

その後はプラ板とガムテープ、マスキングテープを使って「型」を作り、
(画像撮り忘れました。…反省!)
その中にパウダーを均一に敷いて上からリキッドを少しづつ染み込ませるのです。

真夏のトタン車庫内は40度はあるので、5分も経てば固まりました。

本物のプラリペアはどうなるのか解りませんが、
100均プラリペアは完全に硬くなるのではなく、スルメみたいな硬さの樹脂になります。
(部品との接合部分もしっかりくっ付いています。)

表面がかなりデコボコになってしまうので、耐水ペーパーで少し滑らかにします。
(マスキングテープの間にリキッドが入いると、フェンダーは溶けるのでお気を付け下さい。)

最後に黒の「染めQ」で簡単に塗装して完成です。

元々金具で固定出来る様にしてあったので、
加工後のリヤフェンダー強度は加工前と同じだと思います。
(今回プラリペアで作った箇所は、単なる飾りって事です。)

新しい車体でも製造から25年は経っているクロノなので、
樹脂部品の再生が出来る事が解っただけでも、今回の作業は成功かと思います。
(あまりの仕上がりの悪さに、少し落ち込んでいます。…涙)

クロノ

Posted by フクタロウ