ピアジオブラボー、SSTR出場への改造②。
こんにちは、フクタロウです。
今回も「ピアジオブラボー、SSTR出場への改造」について進めて行きます。
我が家のブラボーは13年前に駆動系、吸排気系等を改造し、
排気量50ccのままでメーター読み60km/hを達成させる事に成功しています。
(ノーマル状態では低速加速も悪く、最高速も45km/hしか出ませんでした。)
ピアジオブラボー、駆動系変更。
ただ目標達成後は前後ホイールのアルミ化と排気量アップ(62cc)をしたまま、
試走もしないで車庫保管してしまいました。
排気量を大きくしたので、太い中低速トルクと最高速アップを信じていましたが、
実際は平地最高速60km/hに届かない結果です。(加速については不明です。)
私の選んだオリンピア製62ccシリンダーは、
マロッシ製みたいにハイチューンされた製品ではないので、
ビックリする様な高性能は期待していませんでしたが、まさかノーマルより…。
とりあえずキャブレターのセッティングが気になったので、プラグを見てみます。
問題ありませんね。
13mmキャブレターにメインジェット54、社外エアクリーナーに自作マフラーです。
ただ13年前の50cc時とは条件が同じではなかったので、
単純にオリンピアシリンダーだけの責任ではありません。
<原因の推察>
① ノーマル16インチホイールから、グリロ用14インチホイールに変更したから。
ブラボーの16インチスポークホイールは、
使っている内に歪んでしまう欠点があります。
特に改造してパワーが上がれば、より早く劣化してしまいます。
ヨーロッパのユーザーならピアジオSi(シイ)用の16インチアルミホイールや、
純正で販売されていた「グリメカ製16インチアルミホイール」に交換しますが、
どちらも日本では希少な製品で中々見つからないのです。
そこで私は国内正規輸入されていた、
ピアジオグリロ用14インチアルミホイールに履き替えたのです。
しかし外したタイヤを見比べれば分かりますが、
直径で25mm、外周では80mm弱小さくなります。
またホイール幅も14インチは太くなるので、フェンダーとの干渉もあります。
タイヤの外形が小さくなれば小回りや発進加速は良くなると思いますが、
その代わりに最高速が落ちたのではないかと考えます。
(スピードメーターも正しい数字ではなくなります。)
② ノーマルシリンダー(50cc)が改造されていたから。
オリンピア製62ccシリンダーはノーマルシリンダー(50cc)とほぼ同じ造りなので、
仕舞っておいたノーマルシリンダーを見てみました。
ポートのバリや仕上がり具合が気になったのですが、
実際見てみるとかなり改造され、きれいに研磨もされていました。
「あれ!?なんで?」
そうです。思い出しました。
ブログではボツにした記事でしたが、私しっかりポート加工していました。
(ぼけ老人です。…涙)
吸気側は内壁をきれいに研磨し、排気側はタイミングを変えずに左右に少し拡大、
ポート内壁も排気効率を考えてスプーン状に加工していました。
要するにノーマルシリンダーではありません。(競技だったら失格です。)
③ ライダーの体重が増加したから。
「とっくに気付いてます。」
この13年間で、更にたくましくなった私のお腹。
「軽量化は最大のチューニング!」と言われますが、
私にとって最も困難なチューニングです。(…反省!)
という訳で、次の手としてホイール径を元に戻してみます。
実は20年近く探しても見つからなかったグリメカ製16インチアルミホイールが、
先日ヤフオクで偶然新品で売られているのを発見したのです。
(♪忘れた頃に見つかるものです。…井上陽水さんは正しい。…笑)
3,500円という安価な価格にも関わらず、誰の入札も無く先日ゲットしました。
ただホイール幅が16/1.35とかなり狭いです。
ノーマルスポークホイール(16/1.50) 実幅:55.5mm
グリロ用アルミホイール (14/1.50) 実幅:51.5mm
グリメカ製アルミホイール(16/1.35) 実幅:50.5mm
こうして見ると、ノーマルが一番良さそうですね~。(歪んでますが、…涙)
SSTRでは岐阜県を超えるので、常に登坂です。
最高速にはこだわらず、
トルクが出てフロントブレーキが利く14インチが良いのかもしれません。
ディスカッション
コメント一覧
SSTR出場への本気度が伺い知れます。
この後のチューニングの過程が楽しみです。
順調に改造&整備が進んでいましたが、昨日の土曜日朝、致命的な故障が‥。
ブログアップします。(涙)