ベスパ50S、エンジン下ろし。

こんばんは、フクタロウです。
今回も6年間不動状態だった、ベスパ50Sを全塗装する為の【前準備作業】です。

当初の計画ではエンジンを下ろさずに全塗装する予定でしたが、
分解している内にエンジンが邪魔になって来ました。

ビンテージベスパを分解するにあたって結構面倒なのは、
何と言ってもフレーム内を通っている【ワイヤー類】だと思います。

クラッチ、アクセル、変速シフト(2本)、
フロントブレーキ(私の場合はメッシュオイルホース)のアウターホースが、
フレーム内から狭いフロント部分に集まって来ます。

またそれ以外にも電気配線も通っているので、
ヘッドライト内のワイヤーを取り外すだけでも【至難の業】なんです。(涙)

またヘッドライト内でワイヤータイコを外した所で、
結局はエンジン側のワイヤー固定も外さないと、ハンドル部分が分離出来ません。

「仕方ない、サスペンション外してエンジンを下に出すか。」
「その前にリヤタイヤを外さないと。」
「あれ?タイヤが出ない。マフラーが邪魔だ。マフラー外そう。」となります。
(エキパイをシリンダーに固定させているナットにレンチが中々届かない!)

「せっかくエンジン下げたのに、ワイヤー固定部分が真下だから上手く外せない。」
「車体を横倒ししようか?」
「もうイイ!面倒だからエンジン下ろす!」

という事で、結局全部分解して、ドンガラ状態で塗装する事となりました。(涙)

でもまだ外せていない部分が3箇所あるんですよ。
① 前面をカバーしているフレーム外側のモール。
  …これはパーツが欠品中な上、再利用出来ないので外さすマスキングします。
② ハンドルロック用の鍵穴部分。
  …どうしても分解出来ないので、カバー部分のみマスキングして塗装します。
③ ステップ部分にある4本のモール。
  …特殊なリベットで留めてあります。ドリルで揉んで外してビスとナットで代用です。

取り合えず、今回の作業はここまでとしました。

今夜は久しぶりのベスパだったせいもあり、ハンドル部分の取り外しと、
エンジンを下ろすだけの作業に2時間以上も掛かってしまいました。

ただ6年振りの作業という事で、ベスパ修理で思い出した事がひとつあります。
それはベスパをいじると、手や工具が【グリスまみれになる】って事です。

「白魚の様な私の指」が、真っ黒になってしまいました。

P.S.
嘘です。
子供達には「ハンバーグにソーセージを付けた手」と言われています。(涙)

ベスパ

Posted by フクタロウ