ベスパ50S、全塗装準備その2。
おはようございます、フクタロウです。
今回も「6年間車庫の肥やし」となっている、ベスパ50Sの【全塗装準備】をして行きます。
先回ではエンジンを下ろし、フレーム単体まで分解しましたが、
次の作業として塗装がしっかり接着する様にフレーム全面を【ヤスリ掛け】します。
本来なら【剥離剤】を使って地金を出した方が良いのですが、
大きな凹みや曲がりも無いし、時間的にも短縮しようと簡素化しました。
(本音はフレーム全体を剥離する根気が無かったからです。…反省!)
まずは先回やれなかった【ステップモール】を取り外して行きます。
この部分は普段馴染みの無い、アルミ製の【平頭&丸頭リベット】が使われていました。
一般的にはハンドリベッターを使う【ブラインドリベット】が扱い易いのですが、
コスト的には叩いて潰す、平頭リベットなんでしょうか?
私としてはこのタイプのリベットを外すのは初めてです。
ポンチでセンターを出してから、3mmのドリルで恐る恐る外してみました。
ここでひとつ問題発見です。
このベスパは11年前に茨城県の知り合いから頂いた車両なんですが、
譲渡して頂いた時から左後部に大きな転倒傷がある事は解かっていました。
(大きなステッカーで隠していました)
当時も今もここ以外に気になる破損箇所は気付きませんでしたが、
キック側のモールを取った時、ステップ部分に違和感を発見したのです。
「なんでここだけ塗装がブニュブニュしてるの?」
どうやら大きく転倒したのか、ステップ右側も修理してありました。
しかも仕上げにパテ成型しのですが、硬化剤がうまく混ざっていなかったのか、
カチカチの部分とブニュブニュの部分が混在しているのです。(驚!)
全体の再塗装もしっかり塗料が引っ付く様な足付けがされて無かったので、
前オーナーが修理代を値切ったのか、作業がいい加減な修理屋さんだったみたいです。
(普通のスクーターと違って修理に手間が掛かるから、気持ちはよく解かります)
ステップ部分はちゃんとした補修がされていないので、塗装内に錆が発生していました。
一度全てのパテを剥がしてから、叩いて平面を出さないとマズイのかもしれません。
武漢(コロナ)ウイルスで強制的に休みが貰える時期に全塗装を目論んでいましたが、
こんな状態では少々時間的に無理かもしれません。
反対側(左側)のステップ部分も、転倒による板金成型が必要になって来るので、
この際、完全に地金を出してから板金作業をした方が良いのかも知れません。
(最初は止めると決めた剥離剤作業です)
昨日は3時間程度の作業でしたが、今朝はしっかり疲れが残っていました。
それでも早起き出来るのは、ジジイのなせる業ですね。(笑)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません