ベスパ50S、復活!?

こんばんは、フクタロウです。

6年の間、車庫で放置状態だった我が家の【ベスパ50S改(75cc)】の復活整備が、
今週やっと完了しました。(梅雨もあった関係で、約3ヶ月掛かりました)

さっそく市役所に行って大好きな【黄色ナンバー】を取り、
長年の腐れ縁であり、飲み友達(こっちがメイン)でもある友人の保険会社さんに、
大至急で自賠責登録をして頂き、本日の試走となりました。(ありがとうございました!)

大阪府の市町村では、同じ所有者が再登録した場合、
「廃車してあった期間の税金も請求される!」との情報を聞いていたので、
「私の市は大丈夫だろうか?」とヒヤヒヤしながら出掛けました。

「他の市町村ではそういった事もありますが、岡崎市では今の所考えていません。」
との返答を頂き、安堵の表情となったフクタロウでした。(相変わらずセコイです)

エンジンを掛け(一発始動です)、近所の峠道を走ってみます。

空ぶかしの時から気にはなっていたのですが、
「こんなに吹け上がり、悪かったかなぁ?」と感じました。

普段乗っているのが、レース用エンジンをディチューンしたジレラクロノなので、
「まあベスパだから、こんなモンかなあ?」と乗り出したのですが、
走り出してすぐ「やっぱり、おかしい!」と気付きます。

乗っている内に段々思い出して来たのですが、
ポリーニの75ccにレオビンチのチャンバー仕様のスモール(ビンテージ)ベスパは、
もっと高回転まで回って、ビンビン機敏に走るはずです。

「どこか間違って組み付けているぞ!」
早々車庫に戻り、不具合を確認します。

最初の一歩として、簡単にチェック出来る【ポイント間隔】を測ります。
ベスパ50Sのポイント間隔は、最大に開いた状態で【0.3~0.5mm】です。

バッチリ範囲内に入っていましたが、少し詰めたり広げたりした所、
エンジンの調子が悪くなり、始動すら出来なくなってしまいました。
(これでポイントは大丈夫と確認出来ました)

次はキャブレター確認なんですが、先週オーバーフロー修理で分解したばかりです。
その際、キャブクリーナーを使って、全ての掃除もしてあります。

また今回の不具合は「中速域で吹け上がらない」のが症状なので、
メインジェットやスロージェットの詰まりは考えにくいのです。

普通に考えればニードルジェットなんですが、デロルトキャブにはありません。
「じゃあ、カッタウエイ?」…レース車両でもないのに、そんなところ触っていません。

兎に角、分解してみるしか先に進めません。

ビンテージベスパはキャブレターとエアクリーナーを同時に外すので、
キャブの掃除はエアクリーナーを取り外してから分解します。

するとキャブレターとクリーナーの間にある【ガスケット】を外した時、
何やら透明のビニールらしき【3mm四方の切れ端】が出て来ました。

「なんじゃコレ?」
どうやら新品のガスケットを袋から出した時の、袋の切れ端みたいです。

ベスパのキャブレターにはメイン以外に、三つの小さな穴が開いています。
赤丸はスロー用の穴ですが、それ以外はよく分かりません。(笑)

今回その二つの内の一つが塞がれていたみたいです。
(最近は老眼がひどく、こんな小さくて透明なビニールは見えません!)

取り合えず、エアクリーナー無しでレーシングしてみます。
「ビビ~ン!!」…むっちゃ吹き上がりました。(驚!)

再度元通りにしたので試乗オーケーなんですが、もう【晩酌の時間】です。
試乗は来週末までお預けですネ~。(笑)

ベスパ

Posted by フクタロウ