ベスパ50S、板金作業。

こんばんは、フクタロウです。

今日は珍しく、1日に2つのブログをアップします。
やはり連休があると色んな作業が出来ますね~。(会社の都合で3連休でした)

一昨日から【ベスパ50S全塗装】に向けての分解をして来ましたが、
取り外せないパーツがひとつだけ残っていました。

それは再利用不可と言われている【レッグシールドモール】です。

このモールを取り外す事自体はそれ程難しい作業ではありませんが、
再利用を考えての取り外しは至難の業です。

ここ最近、新品モールが在庫切れしているので、
少々悩みましたが【力技】で取り外す事にしました。

昨日までは取り外さないで塗装するつもりでいましたが、
実際に現物を前にすると、モールをマスキングした状態で全塗装するのは、
「モールをきれいに外すよりも難しいのでは?」と感じたからです。

そこでフレームを傷付ける事無く、
モールも変形させないで取り外し出来ないかと考えてみます。

本来ならマイナスドライバー等でこじって外すのでしょうが、
ボディを傷付ける事無く、綺麗にモール外し可能な【治具】を考えます。

車庫を物色する事15分。…ありました!

それは「いつかは使うかもしれない。」
と3~4年前に百均で購入しておいた【小型釘抜き】です。
(この買い方は大半がゴミとなります。…反省!)

これにウエスとテープで養生して、少しづつモールを浮かせて外して行きます。

上手く行くか不安でしたが、結果は大成功でした。(喜!)

次は右側ステップの板金作業です。

転倒による変形を叩き出す事無く、パテの厚塗りだけで誤魔化してあったベスパですが、
(オマケに硬化剤不足で、パテがブニョブニョでした)
現状付いているパテを取り除き、木を当てて少しづつフレームを金槌で叩いて行きます。

定規を当てながら平面を出して行くのですが、
平たく感じても指で押すと「ペコペコ」音がします。

悩んでしまいましたが、車体を逆さまにすると原因が解かりました。
車体下を横切っている補強フレームが少し歪んでいるのです。

車庫で一番デカイ金槌で、ペコペコ音が無くなるまでフレームを叩いて矯正します。
全く歪みが無くなったとは言い切れませんが、取り合えずほぼ平らです。

最後は【パテ付け】します。
場所は3か所、レッグシールド、フレーム左側、そして右ステップです。

ご近所から苦情が来そうな板金騒音の甲斐あって、1mm以下のパテ盛りで済みました。
乾燥に1時間は必要なので、その間にフロントディスクブレーキの調整をします。

乾燥後は320番の耐水ペーパーで【水研ぎ】し、
取り切れなかった錆び部分を【サビチェンジャー】で赤錆から黒錆にします。

これで今回の作業は終了です。

次のお休みまでそのままの状態でベスパを保管するのですが、
バラバラ状態なので早く組み立てないと忘れそうです。(笑)

ベスパ

Posted by フクタロウ