ベスパ50S、クリヤ塗装終了。

2021年4月25日

こんにちは、フクタロウです。
ベスパ全塗装の一区切りとなる【クリヤ塗装】作業を、昨夜終わらせました。

先回ベース色を吹いた際、「車庫外に塗料が飛び散ってしまう」という失敗をしたので、
今回のクリヤ塗装に関しては、車庫のシャッターを閉めて作業する事にします。
(エアコンプレッサーの圧力が強過ぎたのが、一番の原因です)

ただ「シャッターを閉めると中が暑くなる!」という問題が出ます。
(ここ最近の日中温度は、メチャクチャ高温です)

そこで日が暮れて気温が少し下がり、
なおかつエアコンプレッサーの音が迷惑とならない時間帯に作業をする事にしました。
(とは言え、夜になっても閉め切ったトタン車庫はかなり暑いです)

また暑さ以外にも、2つ問題があります。

① 車庫内の照明が暗い。
  整備作業用の照明しか無いので、色つやを確認する塗装作業には不向き。

② エアコンプレッサーにたくさんの電力が必要となるので、他の電気機器が使えない。
  ちゃんとした電源設備が無いので、他に電気を使うとコンプレッサーが動かなくなる。

要するに「暗くて蒸し暑く、音楽も聴けない作業場」となります。(涙)

今回使用するのは「関西ペイントの2液ウレタンクリヤ塗料」です。
2液タイプの塗料を使うのも、スプレーガンでクリヤ塗装するのも始めてなのに、
作業条件としては初心者にとって最悪の状況です。

「やっぱり昼間にしようかなぁ?」と少し考えましたが、
何とかお盆休み中に塗装を終わらせたく、強行しました。

まずは塗料の配合です。

同封されていた取扱説明書には、
「塗装ベース 10:1 硬化剤」「シンナー希釈率35~40%」と書いてありますが、
取り合えず最初の「捨て吹き」に関しては、シンナーの希釈率を多くしました。

ベースの塗料が【油性アクリルシリコン】という渇き難い塗料だったので、
完全に乾燥するのに【丸7日間】掛かります。
その上にウレタンクリヤ塗料をする場合、完全硬化したベース塗料にクリヤを捨て吹きし、
更に捨て吹きが完全に乾いた後、本塗りするのが良いとアドバイスを頂いていました。
(ありがとうございました。)

捨て吹き後、本塗りとなるのですが、ここで問題(と言うか疑問)がひとつ。

捨て吹き終了後にスプレーガンをすぐ掃除したのですが、
何故か硬化したクリヤ剤がタンク内に溜まっていました。
(カルピス飲んだ後、のどに残る白いカスみたいな物質です。…笑)

配合後は暫くかくはんしましたが、捨て吹き時間と合わせても30分程度です。
「何がいけないんだろう?」

翌日、完全硬化後に本塗りしたのですが、
希釈率が少ない分もっとカルピスカスは増えました。(笑)

本塗りは乾燥に15分開けて、次の重ね塗りをします。
兎に角、クリヤ塗料がスプレーガンの中で硬化するのではないかと、
待っている間はガンをシンナーに浸して待機しました。
(それでもカルピスカスが…。)

重ね塗りは時間を開けて4回です。(もう1回出来たのですが、溶剤ぶちまけました。…涙)

翌日明るくなったので確認しに行ったのですが、
照明がよく当たっていた左側と前側はきれいに吹けていましたが、
暗かった右側と後ろ側はしっかり【垂れ塗装】になっていました。(涙)

2000番の耐水ペーパーとコンパウンドで処理しようと見えない部分のパーツで試したら、
あまり上手く行きません。(白っぽくなってしまいました)

ベース色を吹いた1週間前に比べればツヤもそこそこ出たし、
私自身がそれ程気にするタイプでもないので、今回はこれで良しとします。
(外観に関してはいい加減なフクタロウです。…笑)

次は何年も在庫切れして手に入らない【モール】の取り付けです。
無くてもいいのですが、転倒した時フレームが大きく損傷するので、
何とか取り外したモールをきれいに再利用しようと思います。

その後、エンジンの洗浄やワイヤー交換をして組み付けて行きますが、
細かい部品が在庫切れしているので、何か代用品を探してみます。

ベスパ

Posted by フクタロウ