ベスパ50S、ガソリン漏れ対策。

こんばんは、フクタロウです。
今回はベスパ50Sキャブレターからの【ガソリン漏れ対策】です。

全塗装後、フロート室からのガソリン漏れがある事は解っていたのですが、
補修用の【ゴム製パッキン】が在庫切れして手に入らなかったので、
液体パッキンを塗って誤魔化していました。

先日やっと部品が手に入ったので、今日の修理となりました。

ただ今回はそのままパッキンだけ交換するのではなく、
再度ガソリン漏れやオーバーフローした場合の【対処】もしておきます。

ベスパのキャブレターはシート下のモノコックボディ内に入っています。
(一般的なオートバイと違って、バケツの様な密閉空間に装着されています)

その為、オーバーフローした場合はガソリンがフレーム内にたまらない様に、
フレーム底にある【二つの穴】からガソリンが排出される様に作られています。

しかしそこはイタリア品質。
フレーム同士が溶接された継ぎ目から、ガソリンがにじみ出てしまうんです。(笑)

最初は「どうしてこんな所にオイルが溜まるんだろう?」と不思議でしたが、
よくよく調べてみたら、キャブレターから出た混合ガソリンが、
フレームの継ぎ目を伝って、少しづつ溜まっていました。(ステップ部分です)

一応フレーム内の継ぎ目には【コーキング処理】されてはいますが、
ほんの一部分の為、その隣からガソリンが出てしまいます。
(ステップだけでなく、床にもオイルが垂れます)

今回はそのガソリンが溜まる、フレーム底の継ぎ目部分をコーキングします。

コーキング材はホームセンターなどでよく売られている、
300円位の普通のモノです。(耐油性能があるかは解りません)

フレーム内をパーツクリーナーを吹いて脱脂した後、
継ぎ目部分をしっかりとコーキングしました。

さあ、キャブレターとガソリンタンクを取り付ければ修理完了です。

キャブレターのフロート室がしっかり密閉されていれば、
こんな対策はしなくても大丈夫なんですが、
「漏れてくれ!」と言わんばかりの低品質ゴム製パッキンです。

半年もすれば、また漏れ出すでしょう!(笑)

ベスパ

Posted by フクタロウ