ベスパ50S、リヤブレーキ分解掃除。
【ベスパ50S改】のリヤブレーキを分解掃除しました。
先回行ったフロント側と同じ様な行程で、クリーニング&パットの溝入れをします。
ビンテージベスパのフロントブレーキはあまり効かないのですが、
リヤ側については「タイヤがロックする程度の性能がある。」との話しを聞いています。
ところが我が家のベスパ君はあまりリヤブレーキが効きません。
ベスパの整備書を読むといくつかの原因が解って来ました。
さっそく分解です。まず先回のブログでも書きましたが、
リヤにある22mmのホイールセンターロックナットが錆びていて回りません。
フロントブレーキ分解時に【浸透潤滑剤】をスプレーしておいたので、
今回はハンマーで叩いたりインパクトドライバーでガンガンやって何とか外す事が出来ました。
ビンテージベスパ整備書によるとホイールセンターロックナットを外せば、
ホイールと一緒にブレーキドラムが外れるはずなのですが…、外れません!!
何と今度はドライブシャフトとホイールハブが錆び付いて外れないのです。(涙)
「またかよ~。」とボヤきながらも、また浸透潤滑剤をスプレーします。
ハブ内に潤滑剤(オイル)が溜まる様に車体を傾け、一晩置きます。
翌朝ハンマーでガンガンやりながら、リヤタイヤをグイグイやるとやっとの事で外れました。
しかし!マフラーが邪魔でボディからリヤタイヤが出せません。
「なんじゃこりゃ~!」 全く整備性を考えていません。(これでは折角スペアタイヤがあっても…?)
ジャッキで思いっきり高く車体を持ち上げるか、スクーターを引っくり返すしかないみたいです。
「どうする?」 悩んだあげく古い毛布を重ねた上にスクーターを倒しました。
エンジン回りはオイルと泥でドロドロだったので、まずクリーニングしてからの分解作業です。
ブレーキシューが当たるブレーキドラム内はミッションオイルでしっとり濡れていました。(効きが悪いはずです。)
オイルシールの性能が多少落ちているみたいですが、ブレーキ内にオイルが入ってしまう構造自体がおかしい!
オイルシールは後日交換する事として、今回はブレーキ各部の擦り合わせと脱脂をして対処しました。
ブレーキパットもフロント同様に溝を切り、ついでにマフラーも耐熱塗料で塗り直して再組み立てです。
さあ、試乗してみましょ~。
リヤブレーキは見違えるほど良く効く様になり、リヤタイヤもしっかりロックしました。(笑)
でも制動性能は普通の国産原付スクーターに比べてしまうとハッキリ言って、×ですね~。
0.5mmベースガスケットシート(デイトナ製) 静岡県 450円
ディスカッション
コメント一覧
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しかしまぁ、趣味とはいえ、良く働く人ですね~。なのに何故痩せない?
素人の質問で申し訳ないんですが、ブレーキドラム無しの単なるリアタイヤの交換の時もマフラー邪魔になるんですか?
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そうなんですよ、川崎さん。(ちょっと古過ぎた?)
クランクケース(シリンダー下のミッションが入っている部品)とマフラーの間にタイヤがあり、
更にスクーターのボディがその周りを囲んでいるんです。
だから絶対にスタンドを立てただけの状態では脱着不可能なんです。
まぁ、公私にわたってこれだけよく動き回っているのだからその内痩せるはずです。
今度会う時は…、いやその次に会う時ぐらいまでには…。
やっぱ、この件については聞かなかった事にしておいて下さい。
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う~~ん・・・もう足ブレーキしかないですね!(笑)
ビンテージならではの悩みですね。
分かってはいても、やはり求めるものは大きいです。
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べスパに整備性を求めてはいけません(笑)
エンジンもオイルでドロドロが、錆びない秘訣です。
べスパに手を出さないでよかった・・・他の人が整備で苦労するのを見てるだけにします。
というか、借りて乗るだけにしよう(笑)
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ジェット機みたいに逆噴射したい気分ですネー。(笑)
ベスパ専門の雑誌などを見ると今のパーツを加工して、
おもいっきり高性能にしたビンテージベスパが出て来ます。
でも予算もおもいっきり…です。(涙)
オトーサンのお小遣い程度で出来る性能アップを心掛けて行きます。
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確かにオイルドロドロコーティングのお蔭で、
クランクケースは錆も無くキレイなもんでした。
私は以前からベスパのデザインや雰囲気に惹かれていたので、
多少の整備製の悪さや性能の低さは笑って許せると思っています。
でもこれから次々にやって来る苦労にいつまで耐えられるか、ちょっと不安です。(笑)