ベスパ50S、自作エアクリーナー。
こんばんは、フクタロウです。
今年最後(?)の作業は、ベスパ50S(75cc)改の【エアクリーナー作成】です。
事の始まりは先週末です。
久しぶりに近所の河川敷に出掛けた時、エンジンの回転が不安定となりました。
走行中はそれ程気にならないレベルでしたが、
信号待ちなどでアイドリングにすると、急に回転数が上がるのです。
「どこかで二次エア吸ってるぞ。」
原因究明する為に、自宅車庫に速攻向います。(毎度のパターンですネ…涙)
ビンテージベスパのキャブレターは、
長~い【インシュレーター】を介してシリンダーに繋がっています。
(キャブレターとエアクリーナーが棒の先に付いているカンジです)
だから2スト単気筒の振動をもろに受け、
時間と共にキャブレターが徐々にグラつきます。
そうなるとインシュレーターとの継ぎ目に隙間が出来、
二次エアを吸ってしまうんです。(赤矢印部分です)
この症状が出ない様にと【フエルト製パッキン】がハマッているのですが、
日本向けに再生産された後期型ベスパには、最初から付いていないみたいです。
(我が家のベスパも最初からありませんでした…赤丸の部品です)
そこでベスパの部品を専門に扱っている
「宇賀神商会」様に注文しようとしたのですが、残念ながら在庫切れ。
「仕方ない、ゴムパッキンで代用するか。」
家にあった手芸用のフエルトをカットして作ろうとも考えましたが、
手芸用は厚みが無いんですよね~。
(3枚重ねすればイイのですが、手間が…。)
さっそくキャブレターを取り外し、
インシュレーター側にゴムパッキンを固定させる為に分解した所、
先月応急処置しておいたプラ製純正エアクリーナーが、
元通り割れた状態になっていました。
(グルーガンでの接着では、ガソリンに耐えれなかったみたいです)
フエルト製パッキン同様、このエアクリーナーも欠品しています。
「仕方ない、これも自作するか!」
最初は車庫に何個も余っている、
武川やキタコのパワーフィルター取り付けを考えましたが、
ベスパ純正キャブレター(デロルト製)は取り付け方法が特殊な為、
接続させる為の特殊部品を作らないと上手く固定出来ません。
「どうしようか?」
純正部品をゲットするまでの「つなぎ」と考えているので、
今回は空き缶を使った【簡易エアクリーナー】を作ってみます。
用意するのは【ベルギー製ドロップ缶】です。
(車庫にいくつもありました…嫁の食べ残しでしょう…笑)
まずはキャブレターに合う様に、缶のフタに穴を開けます。
(ガスケットをスケールにして下書きしました)
その下書き線に沿ってリューターやドリルで穴を開けます。
缶本体の底側にも空気取り入れ用の穴を開け、
その中に純正の【フィルターネット】を入れれば出来上がりです。
メインジェットの交換&セッティングはしていませんが、
取りあえず始動させる分には問題ありませんでした。
(少々吸気音が大きくなりましたが、ボディ内なので良しとします)
明日時間を作ってキャブレターセッティングしてみます。
ただしっかりやろうとすると、1日では終わらないでしょう。
面倒くさいな~。(正直な気持ちです…反省!)
ディスカッション
コメント一覧
凄いです。さすが!自作魂!ふくさん真骨頂ここにあり。
無いものは何とかするしかない。
フクさんのこの姿勢がたまらんです。
ダックスやDJ1-RR用のパワーフィルターを何とか流用したかったのですが、どうしても取り付かなくて諦めました。
今回使ったブリキ缶は、嫁が何十個と集めている外国製お菓子の使用済み缶です。
かわいいからと並べているので、普段はとても邪魔でした。
ここだけの話、「ゴミもたまには役に立ちます。」(笑)