原付二種に乗り続ける理由。
こんにちは、フクタロウです。
今回のブログは、
「何故私は原付二種に乗り続けるのか?」について書きます。
中二でオートバイに興味を持った私は、16歳になると速攻で原付免許を取得します。
その後は自動二輪小型、自動二輪中型とステップアップしながら、
二十歳でめでたく限定解除に成功します。
当時(1980年頃)「ナナハン免許」と呼ばれた大型二輪免許(限定解除)は、
「取らせない免許」と陰口を叩かれる程難しく、
十代での合格はほぼ許されませんでした。
それでも「ナナハンに乗りたい!」と挑戦する若者は後を絶たず、
月に1回しか受けれない難関試験(合格率2%~5%)に挑みます。
(私も19歳から受け始め、合格する頃には二十歳になっていました。…笑)
今では自動車学校で簡単に取れるので、何のありがたみも無いのですが、
私達世代にとっての「ナナハン免許」は一種のステータスでした。
そんな私でしたが、ナナハンに乗りたくて必死で取得した限定解除も、
いざ走らせてみると「何か違う!」となり、
結局3台(GSX750S、Z750FX-Ⅲ、RZV500R)でやめてしまいます。
(大型車は自分の乗り方に合わなかったみたいです。)
その後は250ccクラスの2スト車を好んで乗る事になりますが、
結婚(と言うより子供が出来た事)を機に125ccに乗り換えます。
元々2ストエンジンの特性が自分に合っており、
「Rのきつい峠道では全開出来る125ccクラスが楽しい。」と考えたからです。
ただこれは2番目の理由で、一番重視したのは「維持費の安さ」でした。
(私にとってベストの排気量は、2スト250ccではと思っています。)
オートバイ(126cc以上)の維持費で、一番金額が気になるのが「任意保険」です。
これは年齢が若い程高くなり、
十代ではオートバイに乗る事を躊躇する程高額になってしまいます。
しかし125cc以下の原付二種であれば年齢に関係なく、
ファミリーバイク特約が使えます。
オートバイしか持っていない人は無理ですが、
自動車を所有し、その車の任意保険に特約として5,000円程度追加すれば、
ありがたい事に原付なら何台所有しても同金額です。
ただこれでは125cc以下のオートバイしか乗れない事になります。
「お上が決めた免許制度で、勝手に排気量を制限されたくない。」と、
苦労して取った限定解除をあえて限定してしまう行為です。
それでも私は125cc以下のオートバイを選ばなくてはならないのです。
(これにはちゃんとした理由があります。)
我が家には3人の子供がいます。(当初は2人の予定でした。)
最初の子供が生まれた23年前、夫婦で話し合います。
「これから生まれて来る子供達全員が大学まで進学するとしたら、
零細企業会社員の給料でどこまで耐え切れるんだろう?」
そこで2人×4年分の学費を貯金する決意をします。
国立大学の年間授業料、約50万円に入学金20万円を加えると220万円です。
(現在は250万円/4年間まで値上がりしました。)
これが二人なので440万円となり、
更に教科書代や生活費(アパート代や食費、光熱費)等で、
4年間に300万円以上掛かります。
(国立大に3人が4年間入ると、単純計算しても1650万円必要です。)
学費以外にも、当時住宅ローンが20年残っていたので、
本気で取り組まないと将来破綻します。
さあ18年掛けての貯金です。(高校は県立高に行って貰います。)
入ってくる金額は決まっているので、後はいかに倹約するかです。
そこで真っ先に候補として上がったのが、私のオートバイでした。
(これは嫁に言われたからではなく、自主的に決めた事です。)
今日現在まで44年間オートバイに乗り続けている私にとって、
オートバイとは一生の楽しみであり、私の人生の一部です。
全く無いのでは、生きている意味を失ってしまいます。
そこで考えたのがイタリア製高性能125cc(原付二種)です。
イタリア製2スト125の維持について。
故障が多く、気難しい性格のオートバイですが、
パワーバンド内に回転を維持出来れば、4スト250ccより高性能です。
最後の車検付きオートバイ、ジレラサトルノ500を処分し、
中古の不人気車ジレラクロノ125を安価に購入します。
その後、学資貯金は当初の予定通り順調に貯まって行きましたが、
予想外の5つの問題が出てしまいます。
① 3人目の子供が出来た。(私が酔っ払って帰ったからです。…反省!)
② 国公立大学の授業料は、毎年少しづつ値上がる事に後から気付く。(怒!)
③ 長女が私立大学に入った。(不足分は奨学金借りて貰いました。)
④ 国立大工学部に入った長男は、大学院に行くらしい。(プラス150万円…。)
⑤ 次女は一浪の後、国立大医学部に合格。(予備校代も含めると700万円。)
去年めでたく定年を迎えたフクタロウですが、
今後一切新しいオートバイの購入が不可能となり、
死ぬまで働き続ける事が決定致しました。(涙涙)
ディスカッション
コメント一覧
おはようございます。
ファミリーバイク保険は最強ですよね。
125cc以下という限定ではありますけど、何台所有しても対応してくれるのが凄いです。
子の進学に関してはうちは何もしてやれてません。
うちの経済状況から長女には大学進学を断念させてしまい親失格ですね。
長女が出来てからバイクどころではないとバイクを降り、車も軽に変えました。
その後長男も生まれ、我を捨てて頑張ってたのですが、ある日フト魔が差します。
そしてバンバン50を¥3万で購入しました。
当時それが精いっぱいの自分の贅沢だったですよ。
今では自分所有のバイクが一台もないという悲劇に見舞われてますけど…
こんばんは。
この度はブログシステムの不具合でコメントが表示されず、申し訳ありませんでした。
たぶんこれで大丈夫かとは思いますが、何か問題あるようでしたらバンキチさんの「バン☆キチ日記」にて業務報告下さい。(ほんとナイスアイディアで助かりました。…笑)
子供達の進学に関しては私ひとりの力では無く、嫁さんが頑張って働いてくれたからです。
バブル崩壊で私が働いていた会社がパンクし、未経験だった業界の零細企業に就職した為、残念なほど安月給会社員になってしまいました。
それでも嫁は私と結婚し、3人の子育てを頑張ってくれました。(感謝です!)
当時嫁は子連れで働かなくてはいけなかったので、外国人経営の会社に就職しました。
ほとんどの社員が外国人だったので、会社の育児室にいた子供達やスタッフも外国人でした。
まだ幼稚園にも入れない年からネイティブな英語に囲まれ、子供達は普通に英会話を会得する事が出来たのです。
お陰で受験勉強にかなり有利になりました。(怪我の功名です。)
オートバイに関しては、私も少しづつ分からない内に浪費してますよ。
少しは楽しみがなければ、働く意欲も湧かないじゃないですか。
恐らく子供達の学費で、老後の貯えも使い切ってしまいます。
それでも私はオートバイと一緒に居たいです。(原付ですが…。笑)
どうやって連絡を取ってらいいのか分からなかったので業務連絡見てくれたよかったです。
もしお会いする機会があればLINE交換しましょう
ファミリーバイク特約は最強ですよね。何台所有してもよいですしね。
うちも長女ができてバイクを降り、車は軽に変えました。
ただ長男が生まれて間もなく魔が差し、バンバンを3万で購入しました(笑)
それが唯一の贅沢であり、愉しみでしたねえ。
今はうちの所有してるばいくはなくなってしまいましたけど…
それにしても3人のお子さんを進学させたあげたことに頭が下がります。
うちは経済的な理由から長女に進学を諦めさせてしまいました。
親として失格かもです。
あれれ?コメントが反映されてません。
もしかしたら似たようなコメントがおくられてるかもです。
PCからのコメントが反映されてないみたいなので、再度スマホからコメントしてます。
ファミリーバイク特約はうちも付けてます。
125cc以下限定なので高速は走れませんけど、複数台所有してるバイク全てを保障してくれますからとても経済的ですよね。大きいバイクを持てない身としては大変助かります。
お子さん達全員進学されたようで、只々頭が下がります。うちは経済的な理由から長女に大学進学を諦めさせた経緯があるので、親としては失格だなと思ってます。
フクさんは凄いです。
おはようございます。
またコメントが見つからなくてごめんなさい。
ホントLINE交換出来ると楽しそうですね。
でもブログ上に電話番号書く訳にも行かないし、やっぱり直接会うしか方法は無いのかなあ。