止まらない。ベスパ50Sのフロントブレーキ。

2021年5月12日

先週に引き続き、今週末も【ベスパ50S】の修理です。

ベスパ(ビンテージ)フロントブレーキの効きの悪さは、色んな情報から知ってはいました。
知ってはいるのですが、それにしても悪過ぎます。
「ベスパはリアブレーキで止まるもの!」なんて常識の様に言われていますが、
現在のオートバイに慣れている私にとってフロントが使えない事は怖くて仕方ありません。

そこで少しは効きをよくする様にと、【ブレーキパット】を加工する事にしました。

取り合えずクリーニングも兼ねてフロント周りを分解したのですが、さすが基本設計が1962年です。
とっても分解しづらいです。(オマケにサビサビ、腹立ちます!!)
分解する為の【マニュアル書】は持っていたので手順については問題無いのですが、
とにかくやり辛く(外れ難い)てポンチとハンマーで加治屋さん状態でした。(笑)

作業内容としては、
①各部がスムーズに動く様に、研磨&グリスアップする。
②ブレーキ内部の油分をパーツクリーナーで徹底的に取る。
③ブレーキパットの削りカスが溜まり難くなる様に斜めに溝を掘る。(1枚目写真です。)

作業は簡単なものだったのですが、予想通り部品が中々取り外せず約1日近く掛かってしまいました。
本当はリア側も加工するつもりだったのですが、
最初に外すセンターにある22mmのボルトが錆び付いて全く回りません。
(リア側は後日となりました。…涙)

改良したブレーキパットを取り付け、さっそく試乗してみました。
う~ん、私には加工前と後での違いを感じる事は出来ませんでした。(落ち込んじゃうよな~。…大涙)

ポンチ  愛知県 105円

ベスパ

Posted by フクタロウ