ベスパ50S、ディスクブレーキ再加工。
約9年前、必要に迫られ無理矢理自作したのが、
【ベスパ50S用フロントディスクブレーキ】でした。
最近ではもう全く乗ってないベスパではありますが、
中古部品ショップで見つけた中型スクーター用部品が「流用出来るのでは?」
と思い付き、再改造にチャレンジしてみます。
9年前当時、日本でスモールベスパをディスクブレーキ化させる人は少なく、
ましてや自作したのは私のブログ以外では見た記憶がありません。
(イタリア製ではあったのですが、個人輸入するしか方法がありませんでした。)
そんな国内では見掛ける事の無かった「イタリア製市販品」も、
最近ではネットで簡単に購入出来ます。(高いけど…。笑)
今回からのブログは、以前自作したディスクブレーキの製品精度を上げる為に、
すべてを分解して作り直して行きます。
まずはローターを支えるアクセル部分を分解してみます。
塗装してある関係で画像では見にくいかもしれませんが、
元々あった純正部品のフロントホイールアクセルに3箇所ネジ穴を開け、
長ナットを3枚の鉄板で囲って溶接しました。
(これは3穴のディオ用ディスクプレートを取り付ける為です。)
この溶接した自作プレート部品の代わりに、
中型スクーター用リヤホイールホルダーを加工して取り付け様と考えたのです。
お店で見た時は「ナイスアイデア!」と喜んでいたのですが、
実際現物合わせしてみると…、全く無理でした。
(穴位置や内径、寸法も微妙に合いません。…涙)
仕方ないので、現状の部品をコンマ1mmまで精度を上げ、再組み付けします。
以前はガッチリ固定させていたディスクプレートでしたが、
硬質ゴムもしくは樹脂のワッシャーを固定ボルトに噛ませ、
ブレーキング時以外のディスクパッドとの干渉を減らす様にします。
これで若干あった「ブレーキの引きずり」を、解消出来るのではと考えます。
今回のディスクブレーキ補修をし始めて解かったのですが、
マスターシリンダーから漏れたブレーキフルードで、ボディの塗装が溶けていました。
最終的には全バラ、全塗装で対処するしか方法がありません。
長い戦いとなりそうです。(涙)
ディスカッション
コメント一覧
NSに社外パッド組み込んだら隙間が合わず引きずり音が鳴りっぱなしです。
面倒なのでそのままですけど。
ディスクブレーキはクリアランスが少しだけなんで隙間合わせるの大変そうですね。
ブレーキフルードって、ボディーに垂れると塗装が腐食するんですよね(-_-;)
ディスクブレーキの鳴きって特に問題無いのですが、何か気になりますよね。ひょっとしたら、パッド裏側のカッパーグリスを塗り直すと良いかもしれません。私の場合はすべてが自作なので、プレートとパッドが平行でないかと考えています。プレート取り付けボルトに硬質ゴムワッシャーを噛ませて、クリアランスに自由度を与えてみます。
ブレーキフルードはオートバイに使う物では一番ヤバイ液体です。エア抜きしてる時タンクに「ピュッ!」ってフルードが飛んでも気付かないでいると、大変な事になります。私は古くなったバスタオルでまわり全体を保護しています。