ベスパ50S、自作ディスクブレーキ引きずり修理。
こんばんは、フクタロウです。
ここ最近は暖かくなったと思えばすぐ寒くなる気候のため、
寒さに負けない硬派ライダーにとっては、
ライディングウエアに気を使う季節になりましたね。
(盆栽ライダーが分かった様なセリフ吐いてみました。…涙)
さて今回は、【ベスパ50Sの自作ディスクブレーキ引きずり修理】をします。
10年前の2011年、あまりに効きの悪いベスパドラムブレーキに怖くなり、
ヤマハアプリオ用のブレーキ周りを、無理矢理加工して取り付けました。
完成後、2年程問題無く乗っていましたが、
2013年からは他車両の整備に追われ、ベスパは6年間の冬眠に入ってしまいました。
(去年全塗装を期に、再び公道デビューさせました。)
ところが先日、なんとなくフロントホイールを回したら、
ブレーキパッドがディスクローターに干渉し、ブレーキが引きずるのです。
最初は溶接した自作ホイールアクセルが変形してしまったかと考えましたが、
分解して測定したところ、この部分の不具合ではない事が判明。
次にブレーキキャリパーが無い状態(ブレーキパッドは有る)で回してみたら、
ブレーキローターに当たる事無く、スムーズに回ります。
しかし指の力でブレーキパッドをそっと挟んでブレーキローターを回すと、
先程と同様の引きずり状態になります。
「これはピストンが戻らないのでは?」
ちゃんとした状態のピストンであれば、ブレーキを緩めた時、
キャリパーシールの歪みでピストンがほんの少し戻ります。
これによってブレーキローターとの間に隙間が開き、
タイヤはスムーズに回るのです。
ただ長年の汚れや錆びによってピストンの動きが悪くなり、
結果ディスクブレーキの引きずりに繋がってしまうそうです。
そこでブレーキレバーを何度も握ってピストンを出して確認してみると、
少し錆びによる【虫食い】がありました。
次に虫食いの無いきれいな部分までピストンを出してブレーキレバーを握ると、
レバーを戻したと同時に少しピストンが引っ込みます。
「やっぱりピストンがダメなのか~。」
最終的にはブレーキキャリパーごと交換しなければなりませんが、
今回は1000番の【耐水ペーパー】で虫食いをならした後、
荒めのコンパウンドを使って応急修理してみました。(ビンボー修理です)
期待を込めて再度組み立てます。
結果は…、まだ引きずります。(涙)
応急修理前の引きずり状態よりは、かなり症状は改善されましたが、
やはりピストン自体の交換が必要みたいです。
(他の修理に予算が必要なので、これは後回しします)
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