ベスパ50S、ウインカー配線とシフトワイヤーの代用品。
こんにちは、フクタロウです。
今週末もベスパ50Sの【組立作業】を進めて行きます。
先週末はドンガラ状態だったフレームに、エンジンとフロント周りを取り付けたので、
かなりベスパっぽいフォルムになりウキウキ気分です。
そこで今回は「箸休め」の様な、楽な作業をやって行きます。
(これがもの凄く厄介な作業になってしまうとは、この時点では解かっていません)
まずは【ウインカーの取り付け】です。
ビンテージベスパには元々ウインカーは付いていませんでしたが、
日本で路上走行するにあたって、輸入元である【成川商会】さんが、
左右ハンドルの先っちょに無理矢理レンズを取り付け、
法律をクリヤさせたと聞いた事があります。
ベスパに対する並々ならぬ情熱に心打たれるのですが、
左右に思いっ切りはみ出す「後付ウインカー」は、はっきり言って「邪魔臭い」です。
転倒すれば「ボキッ!」と折れてしまうのは仕方ないのですが、
車庫に置いておいても腕や服に引っ掛け、「グニャ」と曲がってしまいます。
曲がったら強引に元に戻すのですが、
何度もやってる内にウインカーレンズ部分が「グラグラ」になってしまいます。
我が家のベスパも転倒してないのに、ウインカーレンズがグラグラです。
後で直そうと分解しておいたら、内部パーツを紛失してしまいました。(涙)
紛失したのはランプを固定させる小さな接点金具とスプリングだけなんですが、
このパーツに関してはバラ売りされていません。
「仕方ない、アッセンブリーで新しく買い直すか。」と値段を見てビックリ!
(結構イイ値段なんですよ~。左右あるので、微妙に躊躇してしまう価格です)
そこで代用品を使って対処して行きます。
スプリングに関しては、ホームセンターで似た様な商品があるのですが、
問題は接点となる金具です。
車庫の中を物色していると、「ありました。」
それはプラグに付いている接点端子です。
これに配線を通して、抜けない様に半田でダンゴを作って固定されば完成です。
次はシフトワイヤーをエンジン下にあるシフトアームに固定させるのですが、
何度調整してもハンドチェンジが上手く動きません。
「おかしいな~、ここは何度もワイヤー交換してるのに…。」
そこでヘッドライト内にある駆動部を調べてみると、「あれっ!」
そうなんです。カムが上下逆さまに取り付けてありました。
しかしここで問題がひとつ。
このカムを組み替えるには、面倒なβピンの取り付け以外にも、
ウインカーの配線やクラッチワイヤーを外さなければ出来ません。
「めんどくせ~!」
文句言ってても誰もやってくれないので、作業を進めます。(涙)
苦労して取り外したのですが、シフトダウン側のワイヤーがバラけてしまいました。
本来なら新品のワイヤーに交換するのですが、ショップが在庫切れしています。
バラけたワイヤーを無理矢理ねじって、固定金具にねじ込み固定します。
「やっと出来た!」と喜んだのですが、
カム側にあるタイコ部分のワイヤーが切れかけています。
カムを逆さまにして何度も変速させた事で、負担が掛かったのでしょう。
「どうしよう?」車庫の中を再度物色です。
ありました。大昔に買っておいた【MTB用ブレーキワイヤー】です。
ただこのワイヤーに付いているタイコの直径が7mm強あるので、
6mm弱のベスパ用に合う用に削らなければ入りません。
万力に固定させ、ヤスリで少しつづずらしながら削ります。
シートとガソリンタンクを取り付け、今週の作業は終了となります。
日中のトタン車庫は地獄の蒸し風呂です。
「風呂上りのビールが楽しみだ。」と言いたいのですが、
来週に迫った健康診断の為に尿酸値を下げなければ…。
麦茶で我慢します。(涙)
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