ジレラクロノ、ネイキッド化④。

2021年5月12日

先週末、ほぼネイキッド化が終了した【ジレラクロノ】の最終調整です。

クロノは元々がレーサーレプリカなのでバックミラーはカウルに取り付いています。
カウルが無くなった状態ではバックミラーはブレーキレバーにあるミラー用の【穴】に取り付けるのですが、
クロノにはその穴が無いんです。
そこで後付け用【ミラーホルダー】を出張中にYahoo!オークションで落札しておきました。
(フロントブレーキレバー取り付けボルトと共締めするタイプの商品です。)

取り付け作業は数分で終了したので、さっそく【試乗】しました。

まず最初に気になったのは、持ち上げ過ぎた【ハンドル取り付け角度】です。
少しでもコーナリング中、上体の移動量を増やしたいと持ち上げたのですが失敗でした。
(その場で手前に下げ、峠道に向かって再度発進しました。)

コンチハンになったクロノは今までの超前傾ポジションと違い、
昔の【スーパープロダクション】っぽい乗車姿勢となり好感が持てます。(単に楽なだけ?…笑)
しかし連続するコーナーに入るとすぐに【不具合】が出て来ました。

①:ハンドル位置が変わった事で【前後重量配分】が変わってしまった。
旋回中にフロントの接地感がつかみ難く、思い切って突っ込めなくなってしまった。

②:ハンドル、シート、ステップの位置が微妙に合っていない。
旋回中は【トラクション】を得る為にリヤ加重でライディングするのですが、
ハンドルが上がったのにステップ位置がそのままなので、
ハングオンするとお尻がシングルシートに当たってちゃんとしたスタイルでリヤに加重が掛けれない。

これらふたつの問題を解決するには、いくつかの方法があります。
ただ長い時間と手間にお金も必要になって来るので、どうしようかと思案のしどころです。
取り合えずシングルシートをタンデムシートに変更して、リヤに過重が掛けれる様に調整してみます。
さらに接地感が出る様にフロントフォークの突き出し量を【5mm】ほど増やしてみます。

それでも問題があるならバックステップ位置の変更やスイングアームの延長も考える事になりますが、
どちらも結構お金が掛かる作業なので、この二案は却下となるでしょう。(笑)

普通のオンロードバイク(ネイキッド)をレーサータイプにする改造は、
若い頃に何度もトライし、それなりに満足な結果を得た経験があります。
しかしレプリカ車をネイキッド車に改造するのは、結構難しいセッティングが必要な事が分かりました。

クロノの様な低く遠くにセットしてあるセパハンを持ち上げる改造をするのであれば、
全体のバランスを考えて同じ距離で少しだけアップさせる事がベストなのかもしれません。
50Φの太いフロントフォークに合う【ドゥカティSS】用の純正セパハンという方法がイイのかも…。

またカッコ悪くて大嫌いな【スワローハンドル】を使うのも、手っ取り早い方法かもしれませんね~。
(今時売ってるの?…無いでしょう!)

ミラーホルダー(金色)  愛知県  668円

クロノ

Posted by フクタロウ