ベスパ50S、16年落ちタイヤの復活術。

2022年4月19日

こんにちは、フクタロウです。
今回はベスパ50Sの固くてグリップしなくなったタイヤを復活させてみます。

以前にも「古くなったタイヤの復活方法。」というブログをアップしていますが、
古くなったタイヤの復活方法。
今回はもう一歩踏み込んだ2ストオイルと灯油を使った復活方法を調査検証して行きます。

一般的なゴム製タイヤは磨耗してなくても、3年を過ぎると徐々にグリップしなくなります。
だから峠を専門に走るライダーや雨天でも走るツーリングライダーとって、
タイヤの溝が残っていても新品に交換しないと危険です。

ただ私の様な普段オートバイに乗る事がほとんど無い盆栽ライダーでは、
大抵のタイヤが新品状態で3年を迎えるので、どうしても勿体無いお化けが出てしまうのです。

そこで昔からよく知られている、2ストオイルと灯油をタイヤに塗って誤魔化すのです。
(しばらく経つとグリップしない状態に戻るので、結局は新品タイヤに交換します。)

さて今回復活させるのはベスパ50Sのカチカチタイヤです。
元々2009年(約12年前)に不動中古車として我が家にやって来た時は、
ミシュラン製の1992年式ひび割れ純正タイヤを履いていました。(車体番号から調べました。)

そこで偶然近所で見つけた中華新品タイヤ(チェンシン製)を履かせたのですが、
驚く事に製造は「2005年の49週目」だったのです。(レストア後、解りました。…驚!)

当時としても4年落ち、現在では16年前のタイヤって事になりますが、
その時は1本500円の魅力に負け購入してしまいました。(すぐ換えるつもりでした。)

そんなタイヤを12年間履かせていた私ですが、その間の走行距離はわずか1500km
テスト走行と街乗りだけなので、今でも溝は充分残っています。

このサイズのタイヤ(3.00-10)なら前後で4,000円も出せば買えますが、
どうせ乗らないので(笑)、取りあえず復活させてみます。

2ストオイルと灯油の配合比率は、いつもの1:1です。

まずタイヤの汚れを拭き、刷毛を使って塗ります。
いつもなら塗った後ラップを巻いて養生しますが、今回は下に紙を置いて放置しました。

約1週間後、水だけ掛けた状態の画像です。
(少し油分が残っている様に見えますが、触っても解りません。)

食器洗い用の中性洗剤で洗います。

タイヤ全体を乾いた布で拭き取り、再度状態を確認します。
(ぱっと見では、かなり新しく見えます。)

タイヤ表面はかなりウエッティ(オイリー?)になっており、
触った手でボディに触れたらゴム跡が付いてしまいました。

これで完成です。

更に今回はタイヤを復活させるのは2ストオイルなのか灯油なのか調べてみます。
(「2ストオイルだけ使う」「灯油だけ使う」と言うふたつの意見があるので調べてみます。)

検証には、1992年式ひび割れ純正ミシュランタイヤ(S83)を使います。

このタイヤもスペアとしてボディに付いていたので、約30年経っていますが新品です。(笑)
自転車用スタンドに立てて、右側に2ストオイル、左側に灯油を塗って一日待ちます。
(塗る前の状態は爪あとが付かない程、カチカチでした。)

一日置いた状態です。

灯油だけの部分(左側)は完全に乾いていて、塗る前と同じ感触です。
2ストオイルだけの部分(右側)はオイルべったりのままです。

先程と同様、中性洗剤で洗います。

やはり灯油だけ塗った方は塗る前と同じカチカチな感触で、爪あとは付きませんでした。

2ストオイルだけ塗った方は若干柔らかくなっていましたが、
中性洗剤ではうまくオイルを洗い落とせませんでした。(爪あとは付きました。)

結論としてタイヤに油分を染み込ませるには、
オイルに灯油を混ぜないと上手く行かないみたいです。

先程ネットで調べていたら、表面に塗った配合油(2ストオイルと灯油)の場合、
10日程でゴム質が戻り始めるそうです。

それを防ぐ方法として、配合油を直接タイヤ内に流し込み、
走行中の遠心力で常にタイヤ全体をしっとりさせる方法があるそうです。
(チューブレスタイヤ限定です。)

10インチタイヤの場合、100~200cccc位入れて走っていれば、
常にタイヤに油分が染み込み、グリップ力を維持出来るそうです。
(ネット情報なので私はやった事がありません。自己責任でお願いします。)

今回検証した「古くなったタイヤにオイルを塗って復活させる方法」は、
使用期間限定の非常時だけに有効な手段なのかもしれません。

出来れば新しいタイヤに交換する事をお勧めします。
(私のお小遣いは常に非常時だから、次もやると思います。…涙)