ベスパ50S、自作ディスクブレーキ引きずり修理②。
こんばんは、フクタロウです。
国公立大学一般選抜(後期試験)が、昨日終了しました。
前期試験で希望の大学に合格出来なかった受験生達にとっては、最後の砦です。
ところが後期試験でも【第1段階選抜】、通称「足切り」が行われたそうです。
東京大学などの旧帝大での一般選抜足切り(前期)は知っていましたが、
それ以外の大学で、後期試験にそのシステムがあったとは驚きでした。
我が家には岐阜大学に通う長男がいるので、
「今年は岐大の後期試験でも、700人以上の足切りがあったよ。」と聞かされ、
私は初めてその過酷な事実を知りました。(驚!)
さて今回のブログは、そんな受験生の苦労に比べれば、
何て事の無い作業をやって行きます。
ベスパ50S改「自作ディスクブレーキ引きずり修理、その後②」です。
先回はキャリパーシールを破損させた関係で、新品シールを購入するのではなく、
「安い!早い!」という理由で【中華キャリパー】をセットで購入しました。
(元々の部品が中古だったので、中華への抵抗は少ないんです。…笑)
取り付けには若干の加工(ホイールに干渉しない様に削る)が必要なので、
新しく交換するのはピストンがある部分のみ使います。
まずはセットする前にブレーキフルードを入れ、
シールの歪みによってピストンが戻る事を確認します。(大丈夫でした!)
これによってブレーキを掛けていない時は、ローターとパッドが少し離れるのです。
(これによってブレーキの引きずりが解消されるハズです。)
しかしイザ組み付けてみると「シュシュ」と引きずるのです。(なんで~!?)
「ローターが歪んでいるのでは?」と、簡易的な測定をしてみました。
すると「0.4mm」程の歪みがある事が解りました。
ただローターを固定する自作ホイールアクセルの精度は、
今までに何度も確認しています。(6年間問題ありませんでした。)
「じゃあローターが歪んだの?」
何はともあれ、全てを分解して再度測定するしかありません。
ローターを定盤(単なる厚ガラスです…笑)に載せてみます。…大丈夫です。
次は自作ホイールアクセルをノギスで測定します。…大丈夫です。
「???」…じゃあ何が悪いの?
その後時間を掛けて色んな部品を測定し、やっと原因を発見しました。
それはホイールアクセルとローターの間に入れていた【ワッシャー】です。
キャリパーとブレーキパッドとの間隔を、
微妙に合わせなくてはならないので、ワッシャーを入れて調整していました。
この時中々合う厚さのワッシャーが見つからなかった関係で、
仕方なく「使用済みワッシャー」を廃棄在庫から探し出し使ったのです。
しかしこのワッシャーに何故か溶接時に出る【スパッタ】が付いていたのです。
(高さ0.4mmのスパッタでした。)
このスパッタを平らに削り、再度組み付けてみました。
「引きずり解消です。」
こんな小さな「コブ」で何週間も悩まされたのですね~。
(改造&調整は難しいです。)
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